ALIVE

大切な人の突然の旅立ちからどうやって乗り越えてきたのかを綴っています。

受け入れることができたということ

前回の記事で自分の頭の中が整理されたことがあったとご紹介しました。

 

それからしばらくたちますが、

自分でもびっくりするほど、すっきりしていて

今までのモヤモヤはなんだったんだろうと思うほどです。

 

そして、その手相をみてくれた方の言葉ですが、

実は今年の5月ぐらいにも、別の人から全く同じことを言われたことがありました。

その人はご両親を相次いで亡くされており、

お父様に至っては自死だったようです。

 

そんな彼女からも

「頑張るから、見守っててって思えないの?」

って言われました。

 

でも私はその時、全く受け入れることができませんでした。

もちろん前後の会話の流れの影響があったのも事実です。

とはいえ、自分でもびっくりするほど全く響きませんでした。

むしろ憤りを感じてたぐらい。

そしてまたそんな自分に情けなくなったりもしてました。

 

この点に関しても私は

ずっとそう思えないんだから仕方がないって思ってたけど、

正直もう、それなりの年月を経ていると判断していること、

そう思いたい自分も存在していること。

これが大きくて私の心の中で綱引きしている状態だったので

この心境から早く卒業したいというのがあったのです。

 

でも今回はなぜかポンっと背中を押されたと感じれましたが

その理由が全くわかりませんでした。

 

なのでこれを私は自分の妹に話してみたのですが、返ってきた言葉が

「それはお姉ちゃんの心が受け入れれる体制に整ったからじゃない?

前回はそういう風になってなかっただけだよ」と。

あーなるほどなと思いました。

それと同時にさすが、私を支え続けてきた妹だなとも。

 

ちなみに私が「置いていかれた」という気持ちをいつも理解してくれるのは

妹とSさんだけです。(Kさんは今は連絡とってないのです)

この二人は理解も励ましも本当によくしてくれます。

 

それでも私はこの経験をしてから、今まで以上に

相手からの言葉をかなり選んできました。

 

選ぶ基準は「自分の心が前を向けるかどうか。」

あるいは自己肯定力があがるかどうかということでしょうか。

 

もちろん、こんな経験をしていなくても

みんなそういう風にしているとは思います。

 

でも、私の場合やっぱり心のどこかに

「自分の最愛の人を助けることができなかった人間」

という意識を自分に植え付けてしまっていたので

自分の思ってることに、自信をなくしてしまっていたのだと思います。

でもこのままではいけないと思っているのもわかってる。

とはいえ、何をどうしたらいいのかはわからない・・・というのが

この6年間の私でした。

 

だから、もらえる言葉たちの取捨選択は

よりふるいにかけてきました。

もちろん、それを取り込んだからといって他力本願になるのではなく

そこから自分のパワーにして、前に進む行動にうつすのは

自分であり自分の責任です。

 

こういったことも、本当に少しづつ少しづつできるようになってきました。

 そうすることで、本来の自分に戻れてきているようにも思えます。

 

6年前は「本来の自分って何なんだろう・・・」

「ただ平穏な時間と私に戻りたい」

ということも思っていました。

 

それに、自分を信じることができない状態もあって、

それと同時に他人様のことも信じることができず

職場の人ともなんだか上手く

コミュニケーションが取れなくなってると

感じることもありました。

ただの普通の会話なのに、なんか上手く噛み合わないというか・・・。

 

でも今、思えば自分が壊れてしまったのだから

仕方がないことだったのかもしれません。

なぜならあれから、自分が一瞬で違う世界に

来てしまったような気がしてたので。

 

こういうのって私だけが感じてることのなのかもしれないけど、

でももし、同じような感じの方がいらっしゃれば

何かの参考になれば幸いです。

 

ここ数日でグッと寒くなりましたね。

どうかみなさまあったかくして

身も心もあったかくしてくださいね。

 

少しでも美味しいと思えるものを

食べていきましょう☆

 

 

 

 

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