ALIVE

大切な人の突然の旅立ちからどうやって乗り越えてきたのかを綴っています。

その日のこと。

私が彼と「無言の対面」になる連絡が入ったのは仕事中のことでした。

会社のフロアで大声で泣き崩れました。

ミーティング中だったので、泣き顔で各上司に早退願いを伝え、親に連絡。

当然、私の親も慌てふためいた声でした。

 

一時、行方不明となり警察に捜索願を彼のご両親と出していたので

両家の両親と私で冷たくなった彼と対面することになりました。

 

笑わない、目が合わない、抜け殻の無の彼。

なんで?なんで?

「私ここにいるよー!起きてよー!」

と何度叫んだことか。

 

今でもこの時のことが、そして彼の最後の顔がフラッシュバックすることがあります。

もちろん6年も経っているので、その回数はかなり減りましたが。

 

彼の持ち物の中には私の写真がありました。

よく見ると、水滴の跡が。。。

 

泣きながら私の写真を見るぐらいだったら

なんで私を呼んでくれなかったの・・・

そう思ったら、さらに自分の気持ちが壊れていきました・・・。

 

これが私にとって地獄の日々の始まりでした。

 

 

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