ALIVE

大切な人の突然の旅立ちからどうやって乗り越えてきたのかを綴っています。

私を支えてくれた人-②

私を支えてくれた2人目の人は、私よりも親に近い年齢の人です。

 

一人目の方よりも、うんと遊んできたであろう人(笑)

 

この人はご自身の美容室を経営しているKさん。

知り合ってすぐの頃は、何度か夜遅くまで遊びに行ってました(笑)

 

でもたくさんの人を見てきた経験があってか

一言、一言がすごく胸に刺さる(いい意味で)ことを言ってくれる人でした。

 

「人はみな、幸せも不幸なことも平等に起きる。

だから今は辛いやろうけど、この後はうんと楽しいこと、幸せなことが待ってるからな。そんな奴、俺はいっぱい見てきたから、間違いない。」

 

「今は人生で一番甘えていい時。周りにいっぱい助けてもらえ。それが許される時期だよ」

 

私が一番記憶に残っているのはこの2つ。

 

随分年上だったせいもあって、すごく説得力がありました。

そして極力、私を笑かそうとしてくれた。

 

そんな気持ちが嬉しかったのを覚えています。

Kさんとはたまにどうしても、ダメな時に連絡をとってこうして励ましてもらいました。

 

そして、年数が経ち私が少し落ち着いてきたころ、Kさんと食事に行くことになり、

衝撃的な告白をしてくれました。

 

「実はあの時、俺の趣味仲間で可愛がってた後輩が突然自死してなー。

でも◯◯(←私)に言えなかった。全く同じ時期やったからどうしたもんかと思って」

 

自分も辛かったのに、必死に笑わそうとしてくれたKさん。

本当に申し訳なく思いました。

また、その子は女の子でまだ20代前半だったそう。

最後の連絡は「私、頑張るから応援しててね」という内容だったそうです。

 

わからないものですよね。

本人からの前向きな言葉を、受け手はやっぱり信じると思う。

 

だからね「助けてあげれなかった」と思うには限界があると、私は思ってます。

 

私の場合は、別々で暮らしてる彼でした。

でも同居してた家族が同じ一つ屋根の下に住んでても防ぐことができなかった・・・と

思ってる方もいらっしゃる。

 

じゃあ離れて住んでた私は、もっと無理だったんだって。

そう、無理やりどこか自分の落としどころにした部分も私の場合はあります。

 

だから同居でそうなってしまった方は

もっともっとそう思ってしまうんだろうなと思います。

 

辛いよね。。。悔しいよね。。。

 

でも、少しずつ心の整理ができてきたら

何かで「仕方がなかったんだ」って思うのは

気持ちの持って行く一つの方法だと思います。

 

こういうのってどこかで断ち切らないと

無限ループにはまってしまう。

 

それよりも、今日少し笑えたな・・・とか

ご飯が美味しいって思えたなとか。

できるようになってきたことを

数えれるようになったらいいなと思います。

 

今Kさんとはあまり、連絡は取っていませんが

ここにくるまでに、Kさんからもらった言葉は大きな励みになったことは言うまでもありません。

 

本当にありがとう。

 

 

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