ALIVE

大切な人の突然の旅立ちからどうやって乗り越えてきたのかを綴っています。

初めて笑った時のこと

あの日から笑っちゃいけないって思ってました。

 

ずーっと、ずーっと真っ暗だった。

ただの闇だった。

 

実家から帰って、ただただ一人の時間を

何十時間、何百時間と過ごしてきました。

 

夜は真っ暗になることが怖かった。

だから、常に電気とテレビはつけっぱなし。

たとえ昼間でも一時期、電車にも乗れなくなったり・・・。

 

人ってこうやって壊れていくんだなって実感したものです。

 

そんな私がただひたすらテレビを見ていました。

そしてある時、声を出して笑ってる自分に気がついた。

「あ・・・」って思った。

「笑っちゃった」。。。っていう気持ちと

「笑えた」。。。っていう気持ち。

そんな私にしてくれたのは

明石家さんまさんのトークでした。

 

その時、初めてお笑いの凄さを実感しました。

こんなに地獄の底にいるのに

すごいおもしおろかったら

人間って笑っちゃうんだなって。

 

しかもどこか、ふっと軽くなったような

嬉しかったような気持ちがあったから

笑うって大事なんだなって思った。

 

だから私、いつかさんまさんに会ってお礼が言いたい。

叶わないかもしれないけれど。

 

しかもさんまさんは昨日の番組で

「俺らは悲しんだり、辛い思いをしている人たちを

笑わせたいと思って仕事をしているだろう?」

と他の芸人さんに問いかけてて。

 

お笑い芸人さんはみんなそうなんだろうと、わかってはいたけど

改めてこうして聞くとすごいなって思った。

 

「笑う」ってすごいパワーもってる。

 

すごくすごくつらい思いをしたけど、

その分これからは、今まで以上に

いっぱい、いっぱい笑ってる時間を増やしていきたい。

 

またここを読んでくださってる方も

ゆっくりでいいから

そう思えるようになってほしいし

そんな時間が増えてほしいなって思います。

 

私たちって本当にすごいパワーもってる。

どんなにつらくてもそれを乗り越えて

生きるパワーを作ることができる。

 

だから未来を捨てないで。

 

ゆっくりエネルギーチャージしていこう。

 

 

 

 

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